精神病の治療方法

精神疾患に対する治療法の多くは、薬物治療法と精神療法(心理療法)のいずれかに分類できます。精神療法には、個人療法、グループ療法、家族療法といったものがあり、各種の技法(リラクセーション訓練や曝露療法など)があります。精神疾患では、薬物療法と精神療法を併用すると、いずれかを単独で用いるよりも治療効果が高いことが多くの研究によって示されています。

  • 精神療法

精神療法(心理療法)の分野は近年、格段の進歩を遂げました。精神療法はときに「対話療法」とも呼ばれ、人は自身の中に苦しみを癒す力をもち、その治癒力は精神療法家(サイコセラピスト)との信頼や支援関係を通じてさらに促進される、という点に基づいています。精神療法家は親身で受容的な雰囲気をつくり出すことにより、患者が直面している問題に患者自身が気づき、対処法を自分で考え、実行出来るよう手助けします。精神療法を通じて得られる感情の認識と洞察は、しばしば患者の態度や行動に変化をもたらし、以前より安定した生活を送れるようになります。

精神療法はさまざまな状態に適応があります。精神疾患がない人でも、就職先が見つからない、大切な人との死別、家族が慢性の病気に侵されているといった問題に対処するときには、精神療法が役立つことがあります。グループ精神療法、家族療法なども広く行われています。

  • 薬物療法

治療は症状のピークから始めることが多いです。薬物療法の第一の目的は幻覚、妄想、不隠、興奮、抑うつ、躁、焦燥、不安、緊張、強迫、不眠などのさまざまな症状の改善にあります。

療法の第二の目的は、症状が安定した後の再発予防です。精神疾患の相当数が再発性の疾患です。幸い、抗精神病薬にも、抗うつ薬にも、気分安定薬にも、症状を改善する作用だけでなく、再発を予防する作用もあります。再発が予想される場合には、維持療法へ導入しなければならないです。薬物の不用意な中断は再発につながりやすいです。

薬物療法とは、その神経伝達物質の調整や改善をお薬によって行う治療法です。近年、画期的なお薬が次々と登場し、心の病気を改善できる割合は、格段に高くなっています。 しかし、残念ながら、薬物療法だけで、心の病気を完全に治すことは困難とされています。

こころの病気では、患者さんの 物の考え方、行動のクセ、生活環境、生活習慣 なども大きくかかわっています。クリニック足立では、こころの病気を治すために 「薬物療法」と「精神療法」をバランスよく組み合わせて、 患者さん一人ひとりにあった治療を行う事が重要であると考えております。